【禁則処理について知ろう】

禁則処理とは、日本語の文書作成・組版において、「約物などが行頭・行末などにあってはならない」などとされる禁止事項、または、それらを回避するために、字詰めや文の長さを調整したりすることをいいます。

1.句読点(。、)や閉じ括弧(」』)】など)と言った約物は、文章の行頭に位置させてはならない。2.行末に来る「(」や「【」などの行末禁止文字を次の行に送る。3.途中で切り離されると誤解を招きやすい「19,800円」などの数字や数詞(分離禁止文字)をつなげて、前の行に押し込むか次の行に送る。これら3つの決まりがあります。通常、ソフトが禁則処理を自動で行いますが、1行の文字数が決まっていたり、人間が見て良くない見た目になった場合は、手動で行います。

【禁則処理と印刷の関係】

禁則処理の方法は大きく4つあり、活字を組んでいた時代は全て職人の勘で行う手作業でした。

ぶら下げ 句読点を前の行の最後に組み入れる。
追い出し  字の間隔を広げることにより、行末禁則文字を次の行に送り出す処理。前の行から1文字を送り出して行頭禁則文字の前に置く場合もある。
追い込み  字の間隔を詰めることにより、行頭禁則文字を前の行に組み入れる処理。
分離禁則  「追い出し」や「追い込み」を用いて処理を行う。具体的には、分離禁則文字列が行を跨ぐような場合にすべてまとめて次の行に追い出すか前の行に追い込む。

これらの禁則処理は、今はDTPソフトで行えるもので、自動で処理しています。
Illustratorでは細かく設定できるようになっていて、Illustratorでも長い文章を入れた制作を行うことが出来ます。

段落パネルの「禁則処理」で「禁則強い」に設定すると、拗音(ようおん)、促音(そくおん)も行頭に来なくなります。
「禁則弱い」の場合は、これらは行頭に来てしまいます。

正しい日本語の美しい表記は、禁則処理を行うことが大前提ですが、残りの文字をその行に追い込んだり,次の行に追い出す時に、該当する行の文字が均等となりアキが出来たり、詰まりすぎることがあります。
これらは目視で手動で見た目を整える必要があり、場合によっては原稿の作者と話し合いをすることがあります。

日本語独特の禁則処理ですが、日本語を美しく読む小説や、正確な情報を読み取りたい学術書などは、目に優しく読みやすい活字を組んであってほしいものです。

ご意見、ご要望などございましたらコチラまで、是非ご連絡ください。

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