ウェブ上のチラシとも言えるランディングページ(よくLPと略されます)の中には、そのまま印刷できるようなデザインのものも見かけます。
その一方、スクロールすることによるタテ方向のサイズ制限がない影響で、無駄にタテに長く冗長なデザインのものも少なくありません。
チラシを作るつもりでLPをデザインしてみては、という提案です。

チラシをデザインする気持ちで

実際にクライアントも、A4サイズ3ページ相当のボリュームですといった感じに、デザイナーへ依頼を打診します。そのほうがボリュームを把握しやすいんですね。
ウェブデザイナーもA4といったサイズの用紙に、手書きでレイアウトを構成してみることをオススメします。
手書きレイアウトの段階で、冗長になってしまう要素を削るようクライアントに打診してみてはいかがでしょうか。

これは如何なものか……と感じるLPの多くは、とにかく同じことを何度も繰り返していて、クドくて冗長です。
繰り返すのは、『今なら○○円で!』とか購入ボタンですね、これがスクロールする間に何度も出てきます。
おそらく、伝えたいメッセージが多いので一番下までスクロールして欲しい、途中で飽きないように割り引き情報などを何度も繰り返してしまうという心理だと想像します。

ですが、逆です。
ずっとずっと下までスクロールしなければ知りたい情報が得られないのなら、途中で閲覧をやめてしまいます。
結局、いくらなのか。消費税や送料は別なのか。
そういったことが分からなければ購入を決めようがないのに、何故かそういう大事な情報をなかなか提示しないLPが少なくありません。

知りたいことが、すぐに明確に分かるように。
そういうデザインにするために、ウェブデザイナーも紙媒体のチラシをデザインする気持ちで作業することは有効だと言えます。

実際にチラシにすることも

リソースを共有することは、とても有益です。
LP用に制作したデザインをチラシにも転用できれば、これはクライアントにとってはデザインにかかるコストを抑えられるので有益ですね。
(デザイナーとしては、ウェブと紙とで別途にデザインして、それぞれのギャランティを発生させたいところですが……ただチラシに転用できることを売りにしてウェブ案件のギャランティを割増しするセールストークもあるかと思います……)
クライアントが自らウェブページをプリントして、ネット環境の利用を見込めない顧客へDMとして送付したりするケースがあるでしょう。

その際に、ブラウザから直接プリントするのではクオリティが低くなってしまいます。
『このページをプリント』といったボタンを用意しておき、あらかじめサイトにPDFを仕込んでおいて、そちらに誘導するのが良いかと思います。
そのPDFはウェブサイトのデザインを流用しつつ、できればillustratorで制作しておけばプリント品質が期待できますね。
忘れずに、ドキュメントの解像度は350dpiにしておきたいものです。

ウェブとデザインは同じでいいから、そちらで印刷までお願いできるかとクライアントに打診されたら。
プリントビズのオンデマンド印刷をご利用ください。少部数、低コスト、高いクオリティでクライントも満足してくれますよ。

ご意見、ご要望などございましたらコチラまで、是非ご連絡ください。

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メールアドレス:info@printbiz.jp
フリーダイヤル:0120-132-768(インサツ ナラバ)
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