皆様、こんにちはー
デトックス花です。気が付いたらもう7月ですよ。
ええ、早いΣ(゚д゚;)

私ごとですが、ちょっと一人暮らしをしようと思いまして、
初めて物件をネットで探し、初めての内見のため、初めての不動産屋さんに
どきどきしながら行きました。
そしたら気になっていた物件は、なんと事故物件でしたー(・∀・)

・・・('A`|||)

自分の悪い意味での引きの強さに、心が折れ気味のデトックスですが、
まぁ、そんな時は漫画でも読んで気分転換です。

そんなわけで今回ご紹介するのは灰原薬先生『応天の門』です。

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ストーリーというか概要はこんな感じです。

平安京を舞台に巻き起こる怪奇事件を、在原業平と菅原道真が解き明かす
クライム・サスペンス作品。事件は平安時代に信じられていた鬼や物の怪など
が引き起こすという形で発生するが、真相は人間たちが引き起こしたものとして
解決される。また、事件の背景には、朝廷で勢力争いを繰り広げていた
藤原氏や伴氏といった有力貴族が何らかの形で関わっているなど、
歴史ものとしての側面も描かれている(wikipediaより)

天皇の血筋で、貴族として都につかえ、和歌もうまく、
女性にモッテモテの在原業平と、まだ学生で引きこもりで勉強好きで人嫌い
の菅原道真がタッグを組んで(道真は人嫌いなのでいやいや事件に
巻き込まれるかたちで)事件を解決していきます。

形式としては短編の推理小説のような感じで、
一つ一つの事件は数話程度で終わりますし、
その事件自体は無事に解決されますので、
読後感は爽やかな感じなのですが、
その裏でじりじりと藤原氏が権力を握ろうと暗躍します。

藤原氏がまだ絶対的な権力を持つ前の時代なので、
業平、道真の活躍の裏では、藤原氏と伴氏どちらが
権力を握るのか腹の探り合いを行い、
また藤原氏の一族の中でも裏切りや抜け駆けが起こったりします。

見てください。この悪そうな顔下の画像は藤原基経さんです。
妹の高子を入内(天皇の妃)させることによって、自らが権力を持とうと暗躍します。

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妹の高子は昔業平と駆け落ち未遂を起こしており、
今でもお互いに好意があるのですが、
現在は会うこともできない状態となっており、ここら辺も切ない・゚・(ノД`;)・゚・

平安京を舞台に業平、道真、藤原一族、伴一族、
それぞれの想いや思惑が交錯し、最終的には藤原氏が権力を
握ることは歴史的に決まっているのですが、
業平、道真、高子たちが時代に翻弄されつつ、
いかに己の矜持を貫いていくのか?

現在7巻まで発売されており、今後も楽しみな作品です。

それでは今回はこの辺で。
ご清覧ありがとうございますー

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