皆様、こんにちは。デトックス花ですー

皆さんはゴールデンウィークを満喫されましたでしょうか。
私は半分引きこもり、半分お出かけをしておりましたが、
あっという間に終わってしまった感じでうおー
ゴールデンウィーク中にテレビ放送してた「グレムリン」が非常に
可愛くて癒されましたv( ̄∇ ̄)vなつかしー。ギズモ可愛い

今回ご紹介するのは水城せとな先生『世界で一番、俺が○○』です。
『失恋ショコラティエ』はドラマ化もされていましたね。

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内容はこんな感じです。

柊吾・アッシュ・たろの幼馴染3人は週末、いつものカフェで、いつものように
コーヒーを飲みながらだらだらとおしゃべりをしていた。それぞれが我が身の
不幸を嘆き始めると、そこへ一人の美女が現れる。彼女は『エージェント773号』
と名乗り、「一番不幸なのは誰なのか競いませんか」と持ち掛ける。一番になると
どんな願いも叶えられるとの言葉に始めは信じられなかった3人だったが、
デモンストレーションと称し773号(ナナミ)は超常現象を見せる。3人以外の全ての
動きが止まったのを見て呆然とする彼らに、ナナミはゲームへの参加を促す(wikipediaより)

3人は仲の良い幼馴染なのですが、それぞれに問題を抱えています。

柊吾は幼少期の不幸により家族を失い、その経験から他人を信用できなくなります。
お金があれば自分を守れると考え、ある程度のお金を頭脳で稼ぎ、
何不自由無い生活を送っていますが、心を許せる人は幼馴染のアッシュとたろだけでした。

アッシュは容姿に恵まれ、また何事も器用にこなせるので、女性にモテ、
また交友関係も広く、なんでもできそうなのですが、
なんでもできるがゆえに生きることへの熱意がなく、実家でニート生活を行っています。

たろは3人の中で一番心優しく、他人を思いやることができます。
ただ容姿も能力もお金もなく、自分には何もないということを自覚しているため、
誰にも必要とされていないという虚無感を抱えて生きています。

そんな3人が自分の心の隙間を埋めるために週末はカフェでくだらない話に
花を咲かせていましたが、そこに謎のエージェントが現れ、
3人の中で一番不幸な人間を決めるというゲームに参加することになります。
ゲームの期間は1年。1年の間に自分が不幸にならなければならない、
という設定が面白いな、と思います
一番幸せであるとか、一番お金を持っているとかだったら他のメンバーを蹴落として、
自分が一番になればいいですが、あえて自分から不幸にならなくてはならない、
というのは難しい(´・ω・`)

最初は3人もゲームを軽く考えていました。特に何か行動を起こすわけでもなく、
いつも通りの日常の中で幸せを感じたり、不幸せに思ったり、
でもその程度。そもそも幼馴染の自分たちが本気でこのゲームに参加するはずがない、
と思っていたのですが、このぬるま湯のような生活で本当に自分たちはこれで
いいのか、といち早く疑問に思ってしまったアッシュが裏で行動を起こし始めてからは、
じわじわと、しかし確実に3人は不幸へと転落していくのです。
まぁ、正直言ってその過程は非常にえげつないです(褒めてます
この漫画家さんは本当に人の暗くて、隠しておきたい部分に焦点をあてて
描くのが上手だなぁ、と思うのです。
普通の人が普通に持っている暗い部分というのを浮き彫りにしてしまうので、
読んでて本当に重くなる時があります(重ねて申しますが褒めております
でも3人がどうなってしまうのか気になって読んでしまうんですよね!

『一世一代のゲームを動かすために俺にできることが
 バカを騙すことだけだとしたら……
 ーーそれで大切なものを失うことになるとしても
 やる意味はあるでしょ。きっと』


現在4巻まで出ており、はらはらする展開が続いています。
普通の少女漫画?に読み飽きた方は是非是非ー。

それでは今回はこの辺で。
ご清覧ありがとうございますー

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