皆様、こんにちは。デトックス花ですー
今回は久々に漫画。
そしてハロウィーンも近いのでホラーものをご紹介します。
何となく、たまに、むしょーに読みたくなるホラー。
個人的にはただ怖いだけではなく、
そこに「愛」とか「無常観」とかテーマがあるとなお好きだったりします。
今回は私が今まで読んだ中でも心に残ったホラーをご紹介します。
今回の本はこちら。
原作:綾辻行人先生 作画:児嶋都先生の『眼球綺譚』です。
( ̄▽ ̄;)ちょっと表紙にインパクトがありますので、
苦手な方はブラウザバックでお願いします
「再生」「特別料理」「眼球綺譚」「鉄橋」「最後の記憶」「人間じゃない」
の全6話からなる短編ものです。
1つ1つの話にちゃんと起承転結があり、オチがうまくはまっているので、
ホラーものの感想としてはどうかと思いますが、気持ちよく読めてしまいます。
個人的には「再生」「特別料理」「人間じゃない」が面白かったです。
「再生」はホラーなんですけれど、恋愛要素が強く、
死んだ女の復活を待つ男の切なさとその結末のグロテスクさが、
何だか美しくさえ思えます。
一変し「特別料理」はホラーなんですけれど、とってもコミカルなんです。
ゲテモノ料理好きの男が妻を連れて、ゲテモノ料理専門店を訪れるのですが、
その内容がどんどんエスカレートしていき・・・という話です。
オチも可愛くポップな雰囲気さえあるのに、よく考えると、
ぞっとする緩急のつけ方が絶妙だと思います。
「人間じゃない」はちょっとしたどんでん返しが気持ちよく、
そういうオチかー、と思うと同時に襲い来るどうしようもない状況に
清々しささえ感じます。
原作の綾辻行人先生はミステリー界では知らない人はいないほどの
有名作家さんなので、ストーリーのクオリティは折り紙付きですね
(デトックスはそれほど読んだことがないのですが)
作画担当の児嶋都先生の絵が美しく、
世界観に合っているのが、相乗効果を与えていると思います。
ホラーって私は1回読むと満足しちゃうんですけど、
この話は何度も読んでしまいますデヘ
さくっと読めるけれど、どこか心に残るそんなホラー。
是非、一度お試しください。
それでは今回はこの辺で。
ご清覧ありがとうございますー