工場長の岩崎です。

いよいよ北海道を除いて梅雨の季節に突入です。当然ではありますが、この季節は雨が多くて気がめいってしまいます。
そんな事を他所に我社の新人君は毎日頑張っています。
そんな新人君がなかなか覚えられないのに規格サイズがあります。
A4は210×297、B5は182×257・・・。

「どうしてこんな中途半端な寸法なのですか?」
「キリの良い寸法にどうしてしなかったのですか?」
日本の工業規格を根底からひっくり返そうとする大胆な質問にたじたじです。
そもそもA列の規格はドイツの工業規格から来ているのはご存知でしょうか?
そしてこの規格サイズは短辺と長辺の比率が1対√2になっています。
この比率でいけば半分に折って、そのまた半分に折って。と、どんどんサイズが小さくなっても短辺と長辺の比率が変わらないのです。
これってとても便利なのですよ。
ですから邪魔くさがらずキリの悪い数字を覚えてください。
ちなみにB列は江戸時代に使用された美濃判が基準となった日本独特の寸法です。
習字に使う「半紙」は美濃判の半分のサイズというのが由来です!ご存知でしたか?

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック