皆さんこんにちは。長浜です。
(※プリントビズでは2009年2月1日よりすべてAMスクリーン印刷へと移行しました。)
プリントビズの印刷はFMスクリーンで行っています。 と、何度かご紹介してますが、覚えて頂きましたか?
FMスクリーンで確実に網点を再現させるにはいくつかの条件が必要です。その中の製版方法をひとつお話させていただきます。
印刷機で印刷する時に刷版というアルミ版が必要です。 その版の事を刷版といいます。
刷版は光、または熱によって変化する感材が塗布されており、変化した部分にインキを付け、そのインキをブランケットといわれるゴムシートに受理し、それを紙等の被印刷体に忠実に転写し、印刷する仕組みになっています。
従来はフィルムを出力し、そのフィルムと刷版を密着させ、光を照射し、露光するといった手順を踏んでいました。
しかし、露光の具合により線や点が太くなったり、細くなったり、ゴミが入ったりといったアナログ的要素が多々ありました。
現在の主流はCTP(Computer to Plate)出力といって、デジタルデータから直接刷版を出力する方法で行っており、上記のような要素は減っています。
特にプリントビズが採用しているFMスクリーンは非常に細かい網点が必要で、フィルム出力では網点が、なかなか再現できないので、CTPは不可欠な訳です。
さらに、プリントビズでは1bit TIFFでの運用を行っています。
1bit TIFFというのは、前出のフィルム出力やCTP出力するべきデータを画像にしているのです・・・。
分かり易く言うと、印刷用に出力された状態のままの状態。
つまり、網点の付いた状態のモノクロ2階調の2400dpiの画像にしているのです。
カラー印刷であれば、CMYKの4色で印刷するので、1bit TIFFが4ファイル出来るという具合です。
1bit TIFFはすでに印刷直前には画像になってます。したがって、文字化けや画像ヌケ等は一切ありません。
プリントビズでは、このようなリスク回避によってお客様に安心して印刷物をお届けできる訳です。
今後もプリントビズにご期待下さい。