お久しぶりです。2009年初登場の杉山です。本年もよろしくお願い致します。


紙と言われて、どのような紙を思い浮かべますか?

新聞紙やコピー用紙、包装紙、トイレットペーパーなど色々あると思います。プリントビズで取り扱っているのも、「印刷用紙」と呼ばれる紙の一種です。


用紙サンプルを見て、「アート?!コート?!マット?!名前は似ているけど、どう違うの?」と思っている方はいらっしゃいませんか?今回は、そんな疑問にお答えするべく、印刷用紙についてのお話です。


【紙の分類】


印刷用紙とその他の用紙の種類


印刷用紙は、大きく非塗工紙塗工紙に分けられます。


非塗工紙とは、表面を塗料で塗工していない用紙のことを言います。光沢がなく、落ち着いているイメージの用紙です。


そして、非塗工紙は、紙を製造する為の原料である木材をほぐしたもの(パルプ)の使用割合により、3種類に分かれます。


1.上質紙・・・パルプ100%使用。一般的な印刷用紙であり、プリントビズの上質紙もこれにあたります。

2.中質紙・・・パルプ40%〜90%使用。冊子の本文など白黒印刷が主の用紙。

3.更紙・・・パルプ40%未満。わら半紙と呼ばれる、学校試験用紙がこれに当たります。


さて、もう一方の塗工紙とは、使用原紙(上記の上質紙または中質紙)に塗料を塗布した用紙のことを言います。非塗工紙に比べて、光沢がある用紙です。非塗工紙と塗工紙とは全く別のものではなく、非塗工紙に塗料を塗布したものが塗工紙になるわけです!



チラシ印刷やリーフレット印刷におすすめの非塗工紙上質90kg


チラシ印刷やリーフレット印刷におすすめの塗工紙コート90kg


2枚の写真の用紙を見比べると、光沢感の違いがお分かりいただけるかと思います。塗工紙の方は、光沢感が強い為、光っています。


そして、その塗工料の量により、塗工紙は4種類に分けられます。


1.アート紙・・・1平方メートルあたり両面で40g前後の塗料を塗布したもの。カラー写真など色を表現したいものにオススメ!プリントビズのアートポストがこれにあたります。ちなみに、アートポストとは、アート紙の中でも厚手の用紙です。


2.コート紙・・・1平方メートルあたり両面で20g前後の塗料を塗布したもの。一般的にフルカラー印刷で使用されることが多く、プリントビズのコート紙がこれにあたります。


3.軽量コート・・・1平方メートルあたり両面で15g前後の塗料を塗布したもの。折込チラシ等で使われる。


4.微塗工紙・・・1平方メートルあたり両面で12g以下の塗料を塗布したもの。フリーペーパーでよく使用する。


また、コート紙は、光沢があるかないかでも、呼び方が変わってきます。


・グロス:光沢がある用紙 → 高級感を出したい時にオススメ

マット:艶消しの用紙 → 落ち着いた感じを出したい時にオススメ!
プリントビズのマットコート紙がこれにあたります。

・ダル:白紙は艶消しだが、印刷したところのみ艶げある仕上げが出来る用紙


ひとえに印刷用紙と言っても、色々な種類に分類されているんです!


もちろん例外で、特殊な用紙もございます。プリントビズで扱うエスプリコートVという用紙は、表がアート、裏が上質になっています!表と裏で手触りが全然違います。


用紙サンプルをお持ちの方は是非見比べてみてください!塗工をしていないか、しているか、また光沢か艶消しかによって、光沢具合や手触りが少しずつ違うのを感じてもらえるかと思います。それぞれ特徴があるんだなと分かると、なんだか紙に愛着がわいてきませんか?用途に応じて、色々用紙を使い分けてみてください!


用紙サンプルをお持ちでない方!この機会にぜひ、資料請求をし、確認してみてください!


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