こんにちは!杉山です。
私は花の中で桜が一番好きなのですが、毎年桜を見て思うことがあります。
「あ〜四季のある日本に生まれて良かった!!」
そんな四季を楽しむことが出来る日本ならではの文章表現法である「季語」について、今回はご紹介しようと思います。
そもそも季語とは、連歌・連句・俳句で、句の季節を示すためによみこむように特に定められた語のことです。(『広辞苑』より)
特に俳句にとっては、季語は大きな役割を果たしており、詩情の象徴となるイメージを読む人に与える大切なものです。
季語のおかげで、季節や風景をよりリアルに連想出来たりしますよね!
例えば、あの有名な松尾芭蕉の一句をご紹介します!
「五月雨を あつめて早し 最上川」 『奥の細道』より
五月雨というのは6月の季語です。
これを知っていれば、ちょうど梅雨の時期に雨が降り、水かさが増えた最上川が勢いよく流れている様子が思い浮かびます。
季語を用いるのは、俳句だけではありません。挨拶文の冒頭にくる「拝啓 ◯◯の候」の◯◯にも季語を入れますよね!
プリントビズで2月より登場いたしました事務・オフィス関連「挨拶状印刷」の文例集では、季語の部分が◯◯となっているので、下の季語一覧を参考にしていただけましたら幸いです。季語を盛り込むことで、風流な文章になりますよ!
季語一覧
1月(睦月) | 初春 新春 厳冬 厳寒 酷寒 大寒 寒冷 降雪 |
2月(如月) | 晩冬 残寒 余寒 立春 向春 春寒 節分 梅鴬 |
3月(弥生) | 早春 浅春 春色 春雨 春寒 春雪 春分 麗日 |
4月(卯月) | 陽春 惜春 仲春 春暖 春眠 春日 春和 軽暖 |
5月(皐月) | 新緑 晩春 惜春 老春 暮春 立夏 薫風 藤花 |
6月(水無月) | 初夏 立夏 入梅 梅雨 長雨 深緑 青葉 麦秋 |
7月(文月) | 盛夏 猛暑 酷暑 炎暑 大暑 炎熱 真夏 仲夏 |
8月(葉月) | 残暑 晩夏 暮夏 残炎 立秋 初秋 新涼 早涼 |
9月(長月) | 初秋 新秋 秋色 新涼 爽秋 清涼 涼風 孟秋 |
10月(神無月) | 仲秋 秋晴 秋冷 紅葉 黄葉 錦秋 清秋 秋雨 |
11月(霜月) | 晩秋 暮秋 落葉 向寒 深秋 初冬 初霜 霜寒 |
12月(師走) | 寒冷 師走 明冷 歳晩 歳末 忙月 霜気 季冬 |