プロに求められるのは、作業の質と、早さです。
また、早さは自分を助けてくれます。毎日のように残業が続いたり、締め切り前に休日出勤をしなければいけなくなったり…それでは仕事に対する意欲が削がれてしまいますよね。
そうならないように、早さを身につけることはとても大事なことなんです。

マウスを嫌ってみましょう

では、早さを身につけるにはどうするかですが、まず徹底的にマウスを使わないように意識していただきたいと思います。
マウスを使うのはとても煩わしいことだと認識し、必要最低限しか使わない。

そのために、可能なかぎりキー操作で作業を進めます。
illustratorの解説本でも、ショートカットを覚えようと書いてあります。
これは、本当にその通りなので、徹底しましょう。

たとえば、あるオブジェクトを右に10mm移動したいとします。
まず、任意のオブジェクトを選択するにはマウスを使わなければならないでしょうが、もうそれでマウスを使うのは終わりにします。そこだけが必要最低限というわけです。

しなくていいことはしない

任意のオブジェクトを選択しました。
では、次にエンターキーを押して「移動ダイアログ」を出します。
ダイアログが出た時点で「水平方向」の入力フィールドがアクティブになっているので、そのまま「10」と入力します。
エンターキーを押して、終了。
操作は、これだけ、であるべきなのです。

「移動ダイアログ」を出すためにメニューバー「変形」→「移動」とマウスで辿ってはいけません。
また「移動」のショートカット「shift+command+M」が用意されてはいますが、これも煩雑なのでエンターキーで済ますべきです。
せっかくアクティブになっている入力フィールドなのに、わざわざマウス操作でポインタを持っていきクリックしてカーソルを入れ、初期値をdeleteしてから値を入力するといったことは完全な無駄なので、決してしないようにしましょう。

オブジェクトを選択しているときにエンターキーを押すと「移動ダイアログ」が出る、これは選択ツールを選んでいるときに限られますが、これを知っていると知らないでは作業効率に差が出ます。

可能な限りキー操作で済まそうとすれば、どんな操作ができるのかを可能な限り知ることが必要になります。
知れば知るほど作業は早くなり、そして楽になるという意識で、illustratorの操作を極めてみませんか。

ご意見、ご要望などございましたらコチラまで、是非ご連絡ください。

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