illustratorには、とてもたくさんのパネルが用意されています。ですがパネルを何種類も展開してワークスペースを埋め尽くしては、肝心なアートボードが見づらくなってしまいます。
ですからキチンと整理することが重要となりますが、今回はパネルを折り畳まないでくださいというお話しです。

「ドック」にもメリットがあるのでしょうが

さて、初心者向けの解説本などでは、パネルは「ドック」の状態にしておくよう書かれていたりします。
確かに、省スペースという点だけから見れば良いとは思います。
また、初心者の方には、何枚ものパネルに膨大な情報量が提示されているとプレッシャーに感じてしまうから、という面もあり「ドック」の状態をオススメしているのかもしれません。

ですが、プロの自覚のある皆さんは、パネルを折り畳まずに全開にしていただきたいと思います。
もちろん、これが必要だと自分でセレクトしたパネルだけで、illustratorに用意されている全パネルではありませんよ。

素早く把握するために

パネルには、選択したオブジェクトについての様々な属性が表示されます。
それを、すべて把握すべきなのです。

illustratorでは、オブジェクトについて、とても詳細な属性まで設定することができます。
逆にいえば、とても詳細なところまで自分でコントロールしなければなりません。
どんな小さな属性も“そうなっていた”で済ませては駄目で、意図があって“そうしている”という管理が必要なのです。
そうしなければ、印刷事故を回避できないからです。

オブジェクトの仔細な属性まで、パネルを一目見て把握できるよう、パネルは畳まないでいただきたいのです。
「ドック」の状態では、あるパネルを見て、別のパネルを見て、といちいちクリックしてパネルを開いていかなければなりません。あまりにも作業効率が悪過ぎるのです。

正確な作業をすることは勿論、迅速な作業もプロには求められます。
選択しているオブジェクトの情報を一目で素早く把握するために、パネルは全開にしておくようにお願いします。

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