校正というのは、デザインやDTPにとって重要な工程です。ただし校正というのは、お客様にやっていただくものですね。
細かい箇所まで綿密にチェック、了解いただくために、こちら側で校正しやすい環境を整えたいものです。きちんと校正していただいたほうが、最終的に我々も助かりますから。

画像で校正の時代

校正してもらったのに、刷り上がってから小さな文言の間違いを指摘されたりするのはモチベーションにも影響します。
そのようなことがあったとして、一方的に相手の確認漏れが悪いと思うのでなく、こちらも配慮が足りなくはなかったか、考えてみましょう。

以前は、校正とは紙にプリントアウトしたものをチェックしてもらうものでした。
ですが最近はネットを介して受注から納品まで完了する案件も珍しくありませんから、校正もメールに添付するなどして、画像でチェックしてもらうといったカタチになります。
ここで先方にJPEG画像を送付しては、細かい箇所まで校正してもらえないでしょう。

表示を拡大しても画質が落ちないPDFなら、6ポイントくらいの小さな文字まできっちりとチェックしてもらえるはずです。
校正は、PDFでやっていただきましょう。

PDFを見てもらう努力も

ただ、PDFって何? と言われる場合も。
ファイル形式の違いに慣れている広告代理店の仕事をしていれば問題ありませんが、一般企業や商店から直接依頼された案件ですと、先方はPDFというものをご存じない場合があります。
PDFを知らないので、チェックのためにJEPGを送付してくださいと言われたりもします。

そこで、はいJPEGですねと了解せずに、PDFというものについて先方に説明をしましょう。
ちょっと骨が折れる場合もあるんですが、そこを疎かにしないのもプロの矜持かと思います。

もちろんPDFのほうが先方にもメリットがあるんですよ、というスタンスで説明しましょう。
PDFについて判っていただいたうえで、先方のPC環境によってはPDFを開けない場合もあるでしょう。そんなときはフリーのビューワを紹介、または送付するのも一つの手です。

最終的に良い仕事、トラブルのない仕事をするため、先方を誘導する(というと人聞きが悪いかもしれませんが)のも大事なんですね。

ご意見、ご要望などございましたらコチラまで、是非ご連絡ください。

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