長い文章を読んでいただくには、適切な行間の設定や、内容を段落ごとに分けてあげることが重要です。
ズラズラっと単調に文章が続いていては、読みたくなくなってしまいますからね。
さらに、段落が分かれていることを明確にするためにインデントを使うのも有効ですね。

今回はillustratorでのインデントの操作についてのお話しです。

インデントとは?

皆さんには説明は不要かもしれませんが、一応インデントとは何か。
いわゆる“字下げ”ですね。行頭に一文字分の空白を挿入することです。
illustratorにおいては、段落単位で字下げを行う機能であり「段落パネル」を使って設定します。

さて、この字下げなのですが……意外なほどに全角スペースで字下げしちゃう人がいらっしゃるんですね。
そのほうが簡単だと感じるのかもしれませんが、デザインやDTPのプロとしては推奨できません。
またグラフィックデザイナーであってもウェブデザインも手がけプログラムも記述するのが珍しくない昨今ですから、全角スペースや半角スペースについてシビアになるべきなんですね。

では、どのようにインデントを設定するべきなのでしょうか。

値に注意してください

「段落パネル」には行揃えを設定するためのアイコンが横方向に7つ並んでいますが、そのすぐ下がインデントを設定するところ。
普通に行頭で字下げをするなら「左インデント」に値を設定します。
このとき、字下げしたい段落をドラッグして選択していても、段落中にカーソルを置いておくだけでも、どちらでも構いません。

気をつけていただきたいのは設定する値です。
一文字分の字下げをしたいんだからと、ついつい値を1としてしまうかもしれません。ですがここは本文の文字サイズを入力してくださいね。
本文が10ptならインデントも10ptとしてください。

プリントビズの無線綴じ印刷で、文芸同人誌を作る方もいらっしゃると思います。
読ませる文章には、インデント必須です。illustratorの機能を利用して、読みやすい本を作ってくださいね。

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