少し前に、孤立点の削除にからめて「文字のアウトライン化」についてお話ししました。
スムースな入稿には必須のアウトライン化、前回よりもさらに細かい注意点までお話しさせていただきます。しつこいほどに。
それだけ重要なんですよ、アウトライン化。

まずは「すべてを選択」

文字のアウトライン化を行う際は、ドキュメントに存在する全てのテキストオブジェクトをアウトライン化することが肝心です。
目で確認しながら、ひとつひとつのテキストオブジェクトを選択していくのが確実と感じるかもしれませんが、ここはillustratorを信頼して「command+A」で「すべてを選択」してください。
そうしないとオブジェクトの背面に隠れているテキストオブジェクトを見落とす可能性があります。

それに、プレビューでは孤立点は目視できませんから。
とにかく、一見するとテキストオブジェクトだと認識できないものも、すべて選択するべきなのです。
「すべてを選択」する際には、ロックされているレイヤーやオブジェクトがないかも確認してくださいね。

それでも漏れがあったら

「すべてを選択」してアウトライン化したら、「フォント検索」で漏れがないか確認してください。
「フォント検索」のダイアログにフォント名が表示されていなければ大丈夫です。
ですが、ここでもしフォント名があれば、アウトライン化の漏れがあるということですから対処しなければなりません。
再度、レイヤーやオブジェクト単位でロックされていないか確認します。

次に、エンベロープを使っていないか確認しましょう。
ワープ、メッシュ、最前面のオブジェクト、どれであれエンベロープでテキストオブジェクトを変形させるとアウトライン化できないのです。
必ずエンベロープを拡張してから、アウトライン化してください。

テキストを使ったパターンを作る、グラフを作成するといった場合も要注意です。
先にテキストオブジェクトをアウトライン化してから、パターンやグラフを作成してくださいね。
また、最近ではもう使うことはないとは思いますが、フォント自体がアウトライン情報をもっていないスクリーンフォントは、もし手元にあっても使わないでくださいね。

テキストは重要なデザイン要素です。アウトライン化していないせいで印刷時にフォントが差し替えられたりしてはデザインが台無しになります。
入稿前に厳しくチェックしてくださいね。
そしてテキストのエッジもシャープに印刷するプリントビズのオフセット印刷で、クールなフライヤーやチラシを制作してください。

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