ユニバーサルデザイン。デザインに携わる方やその分野のプロの方なら耳にしたことがあると思いますが、一般の方にはあまり馴染みのない言葉かもしれません。
比較的新しい言葉で、1980年代頃から使われ始めました。

万能のデザインという意味を持ち、多くの人たちが利用できる物や建物を作りたいという主旨で考え出されたものだそうです。
これは何も、ユニバーサルデザインを表現するために特殊な物を作るわけではなく、公園や地域の施設など、多くの人たちが使用するものにそのデザインを取り入れようというものです。

このユニバーサルデザインには、

誰にでも公平に利用できる。
その場その場に合わせてみんなが使える。
かんたんで見てすぐに使い方がわかる。
必要な情報がすぐにわかる。
もし使い方を間違っても危険ではない。
無理な力をかけなくてもいい。
近づいて使うときにスペースと大きさがある。

という7つの原則があります。

しかしこれをすべて満たすことは、とても難しいような気がします。
日用品や文房具など、私たちが普段から使うようなものは、どんどん使いやすくなって欲しいものですが、建物や施設などは、利用する方が限られている場合もありますので、なかなかすべてユニバーサルデザインとはいかないのかなと思います。

印刷物にもユニバーサル性を

では、私たちが普段から目にする印刷物に例えるとどうでしょう。
新聞広告のチラシや街中で目にするポスターなど、皆どれを取っても独自な売りを強調したいはずです。
また、特定のターゲットを意識しているものもありますので、いきなりユニバーサルデザインというのも難しいでしょう。

しかし、見やすい、わかりやすい、目立つ、といった要素はどんなターゲットにも当てはまりますし、印刷物を作るあなたが意識しているお客様以外の方々にも、アピールできるものではないでしょうか。

先ほどの7つの原則をすべて満たすことは難しいですが、文字、色、形をわかりやすくするだけでも、ユニバーサルデザインに近づくのではないかなと。

また、文字、色、形の3つのうち、1つだけ目立たせることもいいでしょう。
例えば色でしたら、「日の丸」や「信号機」のようなシンプルなイメージから考えてみるとか。
いずれを選ぶにせよ、目立たせる部分を絞ることが一番ですね。

プリントビズでは、お客様のデータを元にプレビューを作成し、色や形を見やすい状態で確認していただけます。
デザインからお手伝いさせていただくことも可能ですので、迷った際は全体的なイメージをスタッフにご相談ください!

ご意見、ご要望などございましたらコチラまで、是非ご連絡ください。

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