広告効果の高いポスターには、印象的なビジュアルと、それを引き立てる文字の力が欠かせません。
文字の特性を理解し、意識して使いこなすポスター作りのコツについてご紹介していきます。

街角でポスターを見かけた時、ふと目に留まるものがあるとすればその理由は何でしょうか。
注目されるポスターのレイアウトには共通するセオリーがあり、それは単に印象的な写真を使っているからとか、派手な配色だからというだけではありません。

手元でじっくり読ませて興味を引くチラシやリーフレットと違い、ポスターは告知ツールです。離れたところから数秒眺めただけでそのポスターが何を主張しているのかがわかるようでなければ、役割を果たしているとは言えません。

広告効果の高いポスターを作ろうとする時、インパクトのある魅力的な写真選びこそが成功への鍵を握っているという考え方があります。
それは確かに間違ってはいないのですが、しかし実際には、写真以外の要素をよく考え抜いてこそ、魅力的な写真はより輝いて訴求力を増すのです。

今回はそうした写真以外の部分、主に文字の使い方について少し見ていきましょう。

フォントの特性を把握し、意識して文字を使いこなす

ポスターを制作する際には、まず目的とターゲットを明確にし、文字として伝える内容を厳選します。
新商品の案内ポスターなら、大きく扱いたいのは商品の名前なのか、それとも革新的な性能をアピールするキャッチコピーの方なのか。
その優先度によって、それぞれに使う文字のサイズも変わってきます。

必要な文字量が決定したら、次はそれらを表現するのにふさわしいフォントを選びましょう。和文フォントの場合、ポスターによく用いられる書体はおおむね二つに分類できます。

【ゴシック体】
文字のラインの太さが均一で力強く、男性的なイメージ
カジュアルで親しみやすい
言葉を強調したい時にインパクトを発揮する

【明朝体】
ゴシック体が男性的と言われるのに対し、ラインが繊細で女性的なイメージ上品さや高級感を表現できる
長文での可読性が高いと言われる

実際には、選んだ書体を元に細かい微調整やデザインを施し、印象的な文字に仕上げて使用する、ということも多く行われます。
また、有償無償合わせて膨大な数のデザイナーズフォントも存在しますので、個性を発揮するために思わず使いたくなることもあるでしょう。

ただし、あまりに個性的すぎるフォントは写真を殺してしまう可能性もあり、ビジュアル重視のポスターの場合には使用に慎重さも必要です。

ポスターにおける文字の扱いは、お客様に向けた声のようなものだと言われることがあります。
大きなサイズのゴシック体を使い、はっきりと力強い呼びかけで注意を引く。小さなサイズの明朝体を使い、内緒話のような囁きで関心を引く。

そんなふうにポスターの意図を熟慮した文字と、魅力的なビジュアルが絶妙に組み合わされたポスターは、道行く人の視線を一瞬で奪う引力を持ちます。

ぜひ書体の特性と、それぞれのウェイト(太さ)やサイズを意識した文字使いで、注目されるポスターづくりを目指してみて下さい。
プリントビズではB3からA1、変型サイズ等、様々なタイプに対応したポスター印刷を承っております。
10部からの少部数印刷もOK。各種デザイン制作もお手伝いできますので、ご希望のイメージなど詳しくお聞かせ下さい。

ご意見、ご要望などございましたらコチラまで、是非ご連絡ください。

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