こんにちは。デトックス花です。
8月はオリンピックで、9月はパラリンピックで大盛り上がりでしたね!
スポーツを行うのは苦手ですが(体力がないので)
見るのは基本好きなので、期間中はテレビにかぶりついていました( ´∀`)あはは

閉会式も素敵で、東京オリンピックも楽しみです!
な、生で見てみたいいー。
チ、チケットおおー('A`)

そんな訳でこの冷めやらぬスポーツ熱のまま、
今回ご紹介する作品がこちら。

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松本大洋先生
『ピンポン』です。
昔、窪塚洋介さん主演で実写映画化もされていました。
最近アニメ化もしていたようですねぇ。

ストーリーはこんな感じです。

ペコとスマイルは、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染。

ペコは卓球が強いが自分の才能に自惚れているところがあり、

先輩に対しても挑発的である。スマイルは、決して笑わないことからペコが

「スマイル」と渾名した。内気で無口だが卓球は強い。

2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に

出かけ、留学生のチャイナと対面する。

チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。

そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生がスマイルを

偵察するため参上する。ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。

片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、絶対にインターハイで

優勝すると宣言する。そしてインターハイが開幕した(Wikipediaより)


まぁ、ざっくり言ってしまうとこんな感じのストーリーです

登場人物はみんな渾名で呼ばれています。

ペコ→  幼い頃から卓球が強く、何でもできるみんなのヒーロー。
     最近はそんな自分にうぬぼれがち。卓球部にも顔を出さずに気ままに
     卓球ライフをエンジョイ中。

スマイル→ペコの幼なじみ。無口、無愛想。幼い頃から何でもできるペコを
     ヒーローだと思ってる。うぬぼれてしまったペコに対しても、
     ヒーローだと思い込もうとしている。何故か、チャイナとドラゴンに
     一目置かれる。

アクマ→ ペコとスマイルの幼なじみ。真面目一直線みたいな。努力バカ。
     誰よりも努力しているが、不器用。ドラゴンの居る海王学園に進学。
     一年でレギュラーになるも、ドラゴンに一目置かれるスマイルが面白くない。

チャイナ→中国からの留学生。中国卓球界でしごかれてきたので、日本の卓球を
     バカにしている。でも、本当は中国卓球界から才能不足ではじき出されていた。
     インターハイで優勝し、それを元に中国卓球界に復帰することを誓っている。

ドラゴン→高校卓球界の無敵の選手。
     勝つ事が全て。勝たなければ意味がないと思っている。
     スマイルに才能を見いだし、自分のいる
海王学園に引き抜こうと思っている。


そんな主要メンバー5人が自分の卓球を求めて戦い、
挫折し、成長していく話となっています。

この話、ペコとスマイルの友情がメインになっています。
幼い頃から一人でいたスマイルにとっては閉じこもっていた自分の世界を
開かせてくれたペコはヒーローで、ずっとヒーローでいて欲しいんですけど、
ペコにとってはそれがどんどんプレッシャーになってくるんですよね。
慢心することで逃げて、自分は凄いんだぞーとふざけるけれど、
本当はスマイルの気持ちに気づいていて、見て見ぬ振りをしている。

ずっと子供の頃のままで単純で居られればいいけれど、
成長すれば、社会は複雑になり、いやがおうでも変わらなければならない。
子供の頃のままで居ようとしてもうまくいかなくて、
ペコとスマイルは一度離れてしまいます。
卓球が二人を近づけ、そして遠ざけ、また・・・。

そんな二人の熱い友情と成長がいいんですよー

そしてこの話で個人的に秀逸だなぁと思うのが、天才と凡人の「差」を
悲しいくらいはっきりと描いているということです。
努力したからと言って、持って生まれた才能には勝てない。
どんなに卓球が好きでも、才能があるとは限らない。

『なにしろ才能とは求める人間にのみに与えられる物ではないのでな』
 byドラゴン


それに気づいた時に、卓球だけの自分の人生にどう折り合いをつけるのか。
その描かれ方が非常にいいです。
ああ、自分にはもう何もない、と思いつつも、
少しずつ踏み出していくことができるのが人生だよ、と。

あつーい卓球漫画『ピンポン』おすすめですので、是非是非です

それでは長くなりましたが、今回はこの辺でー
ご清覧ありがとうございますー。


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