さて、モーターからギヤへ、さらにタイヤへとパワーは伝達していきますが、
その前に車軸のパーツ『シャフト・軸受け』がありますので、こちらについて説明しましょう。

シャフトとは、左右のタイヤを繋いでいる棒のことを指します。
軸受けとは、ドーナッツ型のものをシャーシに装着し、シャフトを通して使用します。
昨今のミニ四駆は飛んだり跳ねたりと、激しく飛ぶコースが増えていますので、
着地やコースアウト時の衝撃によって曲がったり破損しやすいパーツとなっています。
せっかく伝わってきたパワーがロスしないように最適なものを選択したいところです。

ではここで、私 おかっち がよく利用しているシャフト・軸受けについて
特徴や感想を述べたいと思います。

※以下、おかっち 個人による感想となります。目安としてお読みください。

●シャフト編
ブラック強化シャフト
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利用頻度:★★★★★
・軽くて丈夫な素材「カーボン」を含有した強度が強化されたシャフト。
 おそらくほとんどのレーサーが利用しているのではないでしょうか。
 ただし、製造工程の都合上パッケージに入っている時点で、
 ほんのすこし曲がっているものもあったりします。
 私の場合はこちらを使うか、キット付属のノーマルシャフトを使うかですね。

中空ステンレスシャフト
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利用頻度:★★☆☆☆
・シャフトが筒状となっており、マシンの軽量化につながります。
 ブラック強化シャフトに比べると個体差が大きく、太かったり細かったり。
 強度的にはキット付属と同程度な印象です。
 ここ一番のワンメイクレースであれば選択肢に入れますが、
 個人的な使用頻度は低い傾向にあります。

●軸受け編
620ボールベアリング
003
利用頻度:★★★★★
・元々は片軸用カウンターギヤに内蔵するベアリングなのですが、
 その性能に評価され、これを軸受けに使用するマシンを非常に多く見かけます。
 しかし価格は驚きの2個セットで定価726円(税込)!4個必要なので倍の1,452円(税込)!!
 マシン2台分の費用が掛かりますが、それに似合った性能が期待できます。

丸穴ボールベアリング
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利用頻度:★★☆☆☆
・通常のハトメ式は使いたくないが620ボールベアリングは高すぎるという場合は、
 こちらを利用することが多いです。
 ただし、こちらは金属の薄い板をドーナッツ型にしてはめ込むとった製造なので
 精度もさることながら走行中にバラける可能性もあったり・・
 ARシャーシやMAシャーシのキット付属のものの方が良いのではという意見もあったりします。


以上がシャフトと軸受けについてとなります。
私の場合、シャフトが曲がっていたり軸受けから異音がしないかなどは
コースを走らせ終わるたびに毎回必ずチェックするようにしています。
歪みや抵抗によってしっかりとしたパワーが均等に伝わっていない状態では
その他のセッティングを詰めることができませんので、こまめに見ることをオススメします。



〜次回予告〜
パワーを路面へ伝える最終パーツ「ミニ四駆の魅力〜ホイール・タイヤ編〜」
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