皆様、こんにちは。デトックス花ですー

皆さんは国語辞典お好きですか?

最近唐突に国語辞典が欲しい気分になったので(なんで?)
国語辞典を買おうと思ったのですが、
そもそも国語辞典によって違いってあるの?
という疑問が湧きました。それでネットで調べていたら
面白そうな本を見つけてしまいましたので、
今回はそちらをご紹介しますグフフ

ちなみに、国語辞典が欲しいと上司のテラモトに
言ったら変態呼ばわりですよ(´;ω;`)ヒドイ

・・・気を取り直して今回ご紹介するのはサンキュータツオ先生
『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』です。

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こちらの本は様々な角度から国語辞典の面白さを紹介してくれる本です。
同じ言葉であっても国語辞典によっては説明の仕方が大きく違います。

例えば「美しい」という言葉。
「目・耳・心に、うっとりさせる感じで訴えて来る」
と端的に表現している国語辞典もあれば、
「『うつくしい』は、心にしみ入ってくるような美をいう。
『きれい』は、表面的な美をいう」と「きれい」と対比する
ことで「うつくしい」の立ち位置を表現している国語辞典もあります。

それは国語辞典を編纂する人それぞれによって言葉の捉え方が違うから、
そして国語辞典を読む人に言葉をどう捉えて欲しいか、どうやって国語辞典を
使って欲しいかという考え方が違うから!
編纂者の哲学が国語辞典には詰まっている、と作者は力説します。

それだけでも読んでいて面白いのですが、
個人的には国語辞典の歴史について触れられている項目が興味深かったです。

そもそもいつ国語辞典は生まれたのか?
なぜ国語辞典が必要だったのか?
明治政府が樹立し「日本」という国ができるまで、日本はいくつもの「藩」
に分かれて、それぞれの国の言葉を話していました。
各人が1つにまとまるためには、全ての身分、藩の人にとっても共通に
理解し、話せる言葉が必要だった。
その時生まれたのが「国の言葉」としての「国語」という概念。
そして大槻文彦先生という方が十七年かけて言葉を収集し、
編纂したのが「言海」という日本最初の国語辞典だった・・・とか胸熱過ぎる(´;ω;`)

「言海」をめぐっては、かの有名な福沢諭吉先生との一悶着も
あったそうで、そのエピソードも非常に興味深かったです。
そちらの内容が気になる方は是非、
今回ご紹介したこちらの本を読んでみてくださいーグフフ

学生時代何気なく使っていた国語辞典には、
国語辞典を作る編者の言葉に対する想いが
たくさん詰まっている、そんなことを教えてくれる本でした。

それでは今回はこの辺で。
ご清覧ありがとうございますー

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