ミニ四駆はモーターと電池が直結しており、電池の限りモーターを回し続けます。
平面だけのコースならこれでも良いのですが、ジャンプをするような立体的なコースでは
まるでカタパルトのように飛び出してしまう場合があります。

そこで、ジャンプの飛びすぎを抑えるために「ブレーキ」を装着します。
市販の「ブレーキ」はスポンジ素材のもので販売されています。
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色の違いがありますが、これは色によってブレーキの「効き」が異なるためです。
●青・緑:効きは弱め。●黒・灰:効きは普通。●ピンク:効きは強め。
青とピンクはとても人気です。と言うのも、数年前までは「緑」「黒」「灰」の3色で、
「緑」は3mm、「黒」「灰」は2mmという厚みのみでした。
青とピンクは1mm・2mm・3mmと厚みの種類が豊富でブレーキの調整がしやすいのです。

ジャンプ時の飛びすぎを抑えるためにブレーキを付けるということは、
ジャンブ台の「手前」でブレーキをかけたいということになります。
実際にブレーキを貼り付けた例では、こうなります。
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マシンの「前方」と「後方」にそれぞれブレーキを貼り付けているわけですが、
なぜ「前方」と「後方」につけているのかわかりますか?

ジャンプ台は坂になっていますので、
マシンの底で坂に接触しそうな場所にブレーキを貼り付けしているわけです。
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坂を登るとき「前方」のブレーキまたは「後方」のブレーキが路面と接触します。
ブレーキの素材と路面との摩擦によって減速することができ、
さらにタイヤが路面に接しない場合はより強くブレーキがかかるというわけです。

これでジャンプ台でも直前にしっかりと減速をすることで
カタパルトのように飛び出すことがない安定した走りを実現することができました。



〜次回予告〜
ブレーキの位置がとても重要で難しい「ミニ四駆の魅力〜バンクアプローチ編〜」
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