皆様、こんにちは。デトックス花ですー
前回、小説の書き出しについて書きましたが、
今回も少しだけ前回の続きを書かせていただきます(。・ω・)ノ゙
それでは早速。
『永いあいだ、私は自分が生れたときの
光景を見たことがあると言い張っていた。』
生まれた時の光景を覚えている人が居るって話は聞きますが、
私は幼いころのことなんてあまり覚えていないので、
生まれた時のことを覚えているっていうのはどういう感覚なんだろう、
って思って印象に残っています。
そして、こんな書き出しから始まる話はどんな物語なのだろう、
と期待感が膨らみませんか? 私は膨らみましたv( ̄∇ ̄)v
不思議な印象がつい先を読ませたくなる書き出しだと思います。
次の小説に参りましょうー。
『さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、
胸を締めつけるから、せめて周りには聞こえないように、
私はプリントを指で千切る。細長く、細長く。紙を裂く耳障りな音は、
孤独の音を消してくれる。気怠げに見せてくれたりもするしね。』
こちらは綿矢りさ先生の『蹴りたい背中』です。
実は私、こちらの小説読んだことがありません(え?)
学生時代の模試か何かにこの小説が問題として出てきて、
その時、綺麗な書き出しだな、と思いまして、
未だに覚えているんです。
それだけ印象に残った書き出しでして、綺麗で寂しくなる書き出しだと
思いませんか?
いつかちゃんと小説を読もうと思いながら、
どれだけの年月が経ったことか(はよ読め)でへへ
前回、今回と私が印象に残っている書き出しについて
ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ご清覧ありがとうございますー