皆様、こんにちは。
プリントビズでは毎朝の朝礼でスタッフが一言スピーチを行っているのですが、
最近ヤングジャンプとワンピースを読んでます、と話したら
集◯社の回し者か! と言われたデトックス花ですー
回し者ではありません(・∀・)ノ
そんなわけで(どんなわけで?)集◯社とは全く関係ありませんが、
今回は村上龍先生の『走れ!タカハシ』をご紹介します。
内容はこんな感じです。
ヨシヒコが走るとき、何かが始まり何かが終わる。「ファーストベースに
ヘッドスライディングしてもそれが様になる日本でも珍しいプロ野球選手」
と著者が激賛する広島カープ高橋慶彦遊撃手の輝ける肉体を軸に、
野球を楽しむ普通の人々を配した軽快な短編集。時代を駆
け抜ける爽やかな風とともに贈ります。(講談社文庫表紙裏より)
普通の男子高校生。中年のテレビ番組のディレクター。落ち目のテニスプレイヤー。
小説家。引きこもりの男性など、どこにでも居そうな人々を主人公に添えて、
ちょっとした事件が起こります。
それは自分のだらしなさから起こった自業自得の出来事だったり、
時に人生を左右する出来事だったり、その事件も様々。
一つ一つの話は全然関係がないのに、最終的にはその事件に全く
関係のない高橋選手が偶然にもその出来事に対して、何らかの終わりを与えます。
高橋選手は普通に野球をしていたり、休暇を楽しんでいるだけなのですが、
それが結果として、主人公たちの人生を大きく変えてしまう
事件の終わりは、その人にとって良いこともあれば、悪いこともあり、
ちょっとした奇跡が感動的で、
登場人物の悲喜こもごもに共感し、
とある登場人物が「走れ! タハカシ」と叫ぶ場面では、
私も一緒に叫びたくなりました
いろんな登場人物が出てくるので、
きっと共感できる人やお気に入りの人が見つかると思います(・∀・)つ
人生ってこんなもんかもなー、と少しの寂しさと楽しさを味わわせてくれる小説。
是非、一度読んでみてください。
それでは今回はこの辺で。
ご清覧ありがとうございますー