前回でバンパーレス化が完了となりましたが、そのままでは完走は難しいと思われます。
いわゆる「スラスト角が少ない・無い」状態なので、走行中にマシンがコースアウトしまうのです。

「スラスト角」とはなんぞや?と思いますので、解説していきましょう。

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こちらはキットそのままの純正バンパーを横から見た写真です。
ちょっと解りにくいかもしれませんが、ローラーがやや前のめりで
傾斜がついているようになっています。
この傾斜角度のことを「スラスト角」と呼びます。

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一方、バンパーレス化をしたものを横から見た写真では、
純正バンパーと比べるとローラーがほとんど水平になっています。
つまり「スラスト角が少ない・無い」状態であると言えます。

名称未設定-1
コースは壁や路面に継ぎ目がありガタガタしています。
そのようなコースを壁に沿ってローラーが当たりながら進んでいくので、
このイラストのようにミニ四駆のフロント側が上方向にグッと向く場面が何度も発生します。

ローラーに傾斜がついている場合、壁に接触したときに下方向に押さえつける力が働くので
コース内に留まろうとするのでコースアウトしにくいのですが、
ローラーに傾斜がついていない場合、下方向に押さえつける力が働かないので
コースを飛び出すという現象が発生してしまうのです。


このままではコースアウトをしてしまい完走することができません。
では、バンパーレス化したマシンに対して「スラスト角」をつけるには
どうしたらよいのでしょうか?
実はいろいろな方法があるんです。



〜次回予告〜
いろいろな方法があります「ミニ四駆の魅力〜スラスト角度の付け方編〜」
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