工場長の岩崎です。

「最近良いのがないね~。」
「良いの探してよ。」
これ、資材納入業者さんとの会話です。
何が無いかと言いますと、自分にピッタリとマッチしたルーペが無いのです。
ルーペって拡大鏡、虫眼鏡です。
実は印刷工場に無くてはならない必需品なのです。
フルカラー印刷の場合、4色を重ねて印刷しますから色ずれをチェックするため、ルーペでトンボを覗きます。
用紙にのったインキの状態をチェックするのにもルーペが必要です。
印刷中の傷、ゴミなどのチェックにも欠かせません。
そんな印刷に携わる者なら誰でも持っているルーペですが、レンズの大きさ、拡大率、形状でいろんな種類があります。
同時に、使う側にも人それぞれ好みがあるので工場にはいろんなルーペが存在します。
使い慣れたモノが一番ですが、レンズが明るいモノ、歪曲して見えないモノ、自分の目と焦点距離が合っているモノ。
そんな基準で選んでいます。
先日便利グッズ売り場でルーペ付き毛抜きを見つけました。
よくある類の商品です。
ところがこのルーペがとても明るくて見やすく、久々に良いレンズに出会ったのですが、
レンズが小さくて印刷現場では使えませんでした。
コンピュータ化され、作業が標準化されている印刷作業の中で、オペレータが個性を主張している数少ないこだわりの逸品。
それがルーペだ。と言ったらちょっと大げさですかね?

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