はじめまして。
最近PrintBizメールマガジンにも登場いたしました杉山です。
これから「プリントビズblog」を書かせていただくことになりました。
社会人になって早5ヶ月•••まだまだフレッシュさを売っていこうと思っています!!
どうぞよろしくお願いします。
先日、私は「UV印刷」についてのセミナーに参加しました。
そこで学んだことなどを、今回はお話させていただこうと思います。
ところで、「UV印刷」というものをご存知ですか? いわゆる特殊印刷の部類に入るものなのですが。。。
「UVって、あの紫外線とかのUV???」 はい、その通りです!
UVとは、Ultra Violet raysの略で、紫外線という意味です。
紫外線を照射することで硬化乾燥するインキのことをUVインキといいます。
そして、そのUVインキを使用して印刷することをUV印刷といいます。
UV印刷もオフセット印刷の一種なのですが、シールやクリアホルダーなど紙ではない特殊なものにも印刷出来ることから、特殊印刷とも呼ばれています。
では、UV印刷にはどういった特徴があるのでしょうか。
まず、使用するインキが特殊です。
UV印刷で使用されるインキは、紫外線硬化型インキ、通称UVインキといい、先ほども紹介したとおり、紫外線を当てることにより、瞬間でインキが固まります。
硬化するまでの時間はかかりません。
一方、UV印刷のように紫外線を照射して硬化させるタイプではない、いわゆる一般的なオフセット印刷で使用されるインキは、酸化重合型インキといい、空気中の酸素によって、酸化、固化して、乾燥します。
乾燥するまでには、一定の時間が必要になります。
次に、印刷機にも少し特徴があります。
印刷するしくみや機械の操作方法などは、ほぼ変わらないのですが、UV印刷の機械には、紫外線を照射する装置、UV照射装置がついています。(左写真参照)しかし、酸化重合型インキを使用している印刷機には、その装置はなく、代わりにスプレーパウダー装置がついています。
この装置は、刷り上がった紙に少量のパウダーを散布する装置で、これにより、紙と紙の間に隙間ができ、インキが裏移りするのを、ある程度防ぐことができます。
もう少し説明しますと、通常のオフセット印刷は空気中の酸素によって乾燥するので、刷り終わった紙が、デリバリ(排紙)部分に積み重なる時には、まだインキが完全に乾燥していません。そのまま紙が重なっていくと、紙の重さでインキがついてしまうことがあります。これを裏移りと呼びます。その裏移りを防ぐ為に、パウダーを散布する装置が、酸化重合型インキを使用する印刷には必要なのです。
UV印刷の特徴は、ご理解いただけましたでしょうか?
では、このUV印刷で、どのようなものが印刷されるのでしょう。
プリントビズの商品の中から、UV印刷で印刷されているものをご紹介いたします。
まずは、P.P.製クリアホルダーです。
多くの方が、一度は手にしたことがあると思います。
紙ではなくクリアホルダーのようなツルツルした材質のものに印刷出来るのは、瞬間硬化が可能なUV印刷ならではです。
弊社では、6色機のUV印刷機がございますので、フルカラーだけでなく、+ホワイト印刷もご利用いただけます。
※写真は、透過性を分かりやすくする為に、下に青色の紙を敷いています。
透明のものにフルカラーを印刷すると、色が透けて見えてしまいます。(写真上部)
しかし、カラーの下にホワイトインキを敷くことで、その透過性を和らげることが出来ます。(写真下部)
上下の黄色い花を見比べていただきますと、カラーのみの方が青色の紙が透けて見えています。カラー+ホワイトの方でも、完全に透過性がなくなるわけではございません。
詳しくは、プリントビズのサイトのホワイデータ作成についてをご覧下さい。
このカラーの透過性とホワイトインキをうまく使って、オリジナリティー溢れる販促グッズの作成に役立てていただければ、嬉しく思います。
他にもプリントビズでは、プラスチックカードやQuoカード・図書カードといったプリペイドカードも、UV印刷で刷られています。データ作成にご利用いただけるテンプレートもございますので、ぜひ一度プリントビズのサイトを覗いてみてください。
さて、少し長くなってしまいましたが、UV印刷とはどのようなものなのか、掴んでいただけたでしょうか?この単語知らない、これどういう意味?ということがございましたら、お気軽にコメントへ投稿してみてください。喜んで、お答えいたします。